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抗がん剤の治療の副作用として現れる脱毛症状。その精神的ショックの緩和ケアアイテムとして発展してきたのが「医療用ウィッグ」です。通常のファッションウィッグとは異なり、重量や素材などの身体的な負担、髪色や髪質などの見た目による精神的な負担の両側面から考えられた製品です。

医療用ウィッグはその人それぞれの頭の大きさや形に合わせて作られます。頭の大きさもいろいろな場所を計り、ピッタリ合うものを作り上げます。それだけでなく、脱毛症状の進み具合によって変わる頭の大きさにも対応できるような工夫が施されています。

1人1人合わせて作られるので、まさしくその人の頭髪になると言っても過言ではありません。医療用ウィッグは、体の一部として使用されるので、よりその人の髪の毛らしく作られます。そのため、多くは人工毛を使用しています。人工毛を使用することで、カットだけでなく、パーマをかけたり、ヘアアイロンで巻き髪にしたりするなどアレンジを楽しむことができます。

脱毛は、毛髪という物理的なものだけでなく、見た目に対する自信やヘアスタイルやヘアアレンジという楽しみまでも失ってしまいます。医療用ウィッグはそういった脱毛が奪ってしまう喜びを再び与えてくれるアイテムです。

ここでは、特に抗がん剤の治療と脱毛の関係を解説します。抗がん剤治療を行うと、なぜ脱毛症状が出るのでしょうか。その後、毛髪はどのような変化を起こしていくのでしょうか。医療ウィッグのもたらす効果について併せてご紹介します。